作務衣side

このブログは2017年5月20日更新停止

作務衣の始まり、これから

子供の頃、周りに和服を着ている人はいなかった。
ただドラマや漫画、アニメとかの昔ながらの父親が、
家の中では「着流し」を着て寛いでる姿が格好良く見えた。

20代後半の頃、本屋でとある本と出会った。
男、はじめて和服を着る  早坂伊織(著)

男、はじめて和服を着る (光文社新書)

男、はじめて和服を着る (光文社新書)

今や和服の伝道師的に知られる人の著書だった。
当時からネットに和服の記事を書いていて興味を惹かれた。

ただ上の本は基本文字メインなのでイメージが掴めず、これも買った。
男のきもの着こなし入門  笹島寿美(著)

男のきもの着こなし入門 (別冊家庭画報―きものサロンMOOK)

男のきもの着こなし入門 (別冊家庭画報―きものサロンMOOK)

これで実際のイメージを掴めた。
2冊とも現物は手元に無い。
データ化前に処分したのが残念。

ただ上記2冊を読んだ結論は「金がかかるので、難しい」だった。
だが、和装に対する興味が無くなる事はなく、
どうにか1着でも着れないかな?とは思い続けていた。

とある商店街で、作務衣上下¥5000で売ってた。
よくある安い作務衣セットだったが、
当時はなかなか売ってなかった。
購入して、着た。
着心地がラクで、見た目もヘンじゃなく気に入った。
足は素足に草履、ハンカチ代わりに日本手拭い。
簡単な一式だったが、一万円しないのが助かった。

当初は作務衣を着て、近くのお寺とか色々出掛けた。
女性と会うと珍しがられ、
意外と評判は悪くなかったのが嬉しかった。
ただこの格好は冬寒かった。
部屋着としてなら問題なく、
宅配業者が着ても普通に出れるのが良かった。
寝間着な感じのスウェットや短パン姿で家の中でいるのが、
急な来客に対応しにくく、ずっと不満だった。
結果、部屋着として自分の中で定着した。

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現在は冬用の作務衣 ↑ も所有し、これが温い。
家から2〜3分以内なら冬場に草履で出歩いても大丈夫。
でも基本は部屋着なのであくまで、ゴミ捨てとかコンビニくらい。
だらけた格好には見えなく、髪の毛が整ってれば問題無し。


作務衣で外出をしたくない訳ではない。
単純に部屋着としての分しか現在は所有してない。
部屋着で出掛けるのって、
近所のコンビニとかならともかく、
普通の外出ではちょっと気恥ずかしい。
正直その辺の外出のし難さが着流し・袴姿の、
敷居が高い部分になってると思う。


外出用の作務衣も欲しくはある。
手ぶらは出にくいので、信玄袋とかも欲しい。
10年以上前は京都でも、
和装の男性はあまり見かけなかった。
最近は格好良く和装をしている人が増えたと思う。
ちゃんとした着流しや袴姿もいいが、
気楽な作務衣も有りだと思う。


いつもと違う服装で歩くと、見えるものが意外と違う。
作務衣で出掛ける日を楽しみにしている自分は、
ちょっと子供っぽいかな?(笑)
ただ、楽しみだ。


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