作務衣side

このブログは2017年5月20日更新停止

英国王のスピーチを見て想うこと

英国王のスピーチを今更ですが、見ました。

英国王のスピーチ(字幕版)

英国王のスピーチ(字幕版)

  • トム・フーパー
  • ドラマ
  • ¥2000

色々賛否両論の評価が公開時にあったようですが、
なかなか興味深かったです。

簡単にストーリーを紹介すると、
吃音で悩む英国の王子が、
セラピストに治療を受けている中、
世界はめまぐるしく変わり、
王が亡くなり、兄は王を放棄し、
なりたくなかった王位に就き、
苦手なスピーチをしなければならない苦悩を描いた作品です。

ちょっと変わった視点から見ると、
やはり英国紳士ばかりなので、
スーツの着こなしがカッコいい
と変なところに感心してました。


ただ所々で、ネクタイがズレていたりするのは、
あえて「完璧」にしない演出なのか?
と思ったりしました。

王子はネイビーかダークグレーのスーツが多く、
セラピストは幅の広いチョークストライプが多かったです。
特にチョークストライプは着こなしが難しいそうですが、
上品に見える利点が有り、それが見事に決まっていた様に思います。

また王子がスーツの下に着ていたシャツは、
ブルーが多く、ずっと悩み続けていた王子の心境の反映か?
と細かな部分に眼がいってました。

王子は普通にネクタイを締めていましたが、
セラピストは黒の蝶ネクタイ。
この辺の対比が持つ意味が解らないのが少し残念。



王子は王族ということも有り、プライドが高く、
何度もセラピストと衝突しながらも、
「吃音」の修正の為に努力し続けます。
ただ最後まで、のどに良くないタバコは止めませんでしたね。

王子は王になりたかった訳でなく、
自分は海軍士官でしかない。
ずっとそう思い込んでいるのを、
妻が支えます。
この辺の夫婦関係がとても深く感じました。

王子は王族故に平民と話す事がなく、
セラピストとの間に生まれた関係も、
「医師と患者」でなく、
「友人関係」でもなく、
少し奇妙な関係でした。
最終的には友人として扱ってはいる様でしたが、
男同士にしかない、とても奇妙な関係に見え、
その辺はとても面白かったです。



海外の偉人の中には結構この「吃音」だった、
という人のエピソードがあります。
これはなった人間にしか、
その苦しみは解らないと思いますが、
この映画を通して1人でも多くの人が、
その辛さを「察する」ことができる様になって欲しいですね。

私自身は人前でスピーチをすることに、
全く抵抗がなく、急にまかされても原稿さえ有れば、
「あ、いいよ」と軽く受けられるタイプです。
故にこの王子の苦しみの本質は理解できてないかもしれません。

しかし、何かを人に伝える時には、
「怖さ」を知っている事が大切なのでは?
と逆に想わずにはいられませんでした。
ブログを通じて人に伝えていますが、
この先それを「怖い」と想う時に、
この映画の事を思い出したいです。


この記事を読んでくれたあなたに幸運を!

広告を非表示にする