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このブログは2017年5月20日更新停止

一眼を使って解ったコンデジの凄さ

先月、OLYMPUS OM-D EM10を購入しました。
EM10の初撮影で伊勢神宮に行って色々撮影したり、
京都鴨川付近でも撮影したりして、改めて気付いたことがあります。
コンデジって凄いな!
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コンデジの良さ 5つ!

OLYMPUS OM-D EM10 (標準EZキットレンズ)と、
Canon Powershot S120
の比較をメインに書きます。
・レンズが明るい
・広角で広く撮影できる
・近寄って撮影しやすい
・小さく持ち運びがラク
・自動レンズカバーはラクで綺麗

レンズが明るいと撮影しやすい

EM10の標準付属のレンズは F3.5 で、
S120は F1.8 とEM10よりかなり明るいレンズです。
レンズが明るいと、なにが良いか?
室内での写真が綺麗に撮れる
「ボケ」のある写真が撮り易い
シャッタースピードが早くできるので手ぶれしにくい
といったメリットがあります。
「ボケ」に関してはセンサーサイズによる部分も大きいですが、
ぶっちゃけその辺は私の知識不足もあり割愛します。

ブログに紹介する「料理」や「子供」の様子を撮影する。
その時に「室内」というのは「外」に比べ、
照明をつけていても想像以上に「暗い」
暗いと写真に「ノイズ」がのりやすく、
撮影できても「汚い」感じになりやすく、
またピントがちゃんとあってなかったりします。
それが明るいレンズのカメラだと綺麗に撮れます。
コンデジと同等のF1.8の明るさのレンズは3万円くらいはします。

OLYMPUS 単焦点レンズ M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 SLV

OLYMPUS 単焦点レンズ M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 SLV

それも単焦点レンズなので、後で述べる広角なものはもっと高いです。

私のS120もそうですが、最近の売れ筋のコンデジで、
Panasonic LX100
Sony RX100M3
Canon G7X
どれも F1.7 や F1.8 といった明るいレンズを使っています。
この3機種の比較は、広野ヨウさんのブログがとても解り易いです。
www.mayoinu.com

広角で撮影できる

私が持っている S120 も上で紹介した LX100 RX100M3 G7X
全て広角24mmから撮影できます。
年末の飲み会やオフ会等の集合写真で、
これ以上後ろに下がれない
でも全員をちゃんと撮影したい
という時ありますよね。
そんな時にも広角なレンズであれば撮影ができます。
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同じ位置から焦点距離を変えて撮影したものです。
24mmでは全てが写真に写り余裕すらありますが、
35mmだと端が見切れています。
50mmになると真ん中しか映ってません。


もちろん一眼にも広角レンズはありますが、
例えば EM10 で使える広角24mmでF1.8に近いレンズだと、

OLYMPUS 単焦点レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0

OLYMPUS 単焦点レンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0

このレンズは7万円以上!と結構なお値段がします。
(12mmと書いてますが換算すると24mmになります)
もちろんその分、綺麗な写真が撮れますが、
値段と利便性がコンデジが圧倒的に上ですね。

近くまで寄って撮影できる

通常の一眼のカメラは、「マクロ」レンズでないと、
基本それほど近づけないです。
EM10の標準付属レンズも最短撮影距離は20cmで、
上の3機種だと5cm!
S120 は 3cm まで被写体に近づいて撮影できます。
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「料理」に近づいて撮影したり、
離れてテーブルの料理を全て撮影する広角な撮影も、
コンデジなら両方簡単にできます。
f:id:samueside:20151011051342j:plain 上の写真はブログ用にリサイズはしてますが、
トリミング等は一切してません。

もちろん一眼で近づけるレンズで撮影すると、
「ボケ」を綺麗に出せたりしますが、
その為にレンズが別に必要になるのは不便です。

小さいと持ち運びはやっぱりラク

一眼レフのカメラを買った人によくあるのが、
「重くて持ち運びがしんどいので、コンデジにしました」
というのは良く聞く話です。
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私も EM10 を買う前に機種選びで大分悩みましたが、
他の一眼はこれ以上の大きさがほとんどなので、
EM10 でだめならコンデジに戻ろう、と思ってます。
今のところ許容範囲で持ち運べてます。

自動レンズカバーはラクで綺麗

カメラで撮影する時にレンズに「ゴミ」がついてると、
せっかくの写真が台無しになります。
でも一眼だとレンズカバーを外すのがほどんどで、
これが面倒くさいし、シャッターチャンスを逃す事にもなります。
EM10の標準キットレンズには自動レンズカバーがつけられるので、
マシですが、全てのレンズにつけられる訳ではないので不便です。

逆に一眼を使って解ったこと

コンデジは基本オートで綺麗に撮影できます。
私も S120 でAモード(絞り優先)や、
Sモード(シャッタースピード優先)を使いましたが、
設定をいじるよりオートで撮影した方が、
綺麗に撮れるのであまり使ってませんでした。

EM10で撮影し始めてから、
写真撮影の奥深さに気付き、
露出や構図、色んな設定や撮影の仕方に注意しています。
一眼でなければ、そこまで注意しなかった
と思います。

ファインダーは便利

実際使ってみるまで判らなかったのですが、
ファインダーで撮影すると、
集中して撮影できる
構図をより考える
といったことができる気がします。

もちろんファインダーにも撮影の設定や、
露出変更してるのがリアルタイムで反映されます。
コンデジだと、一旦メニューでしないと出来ないことが、
一眼は撮影しながら設定をダイアルで変更でき、
撮影に集中しながら変更できるメリットは大きいです。

EM10のファインダーは144万ドットと上位機種に比べると、
少し劣っているといったレビューもありますが、
アマチュアレベルでは充分だと思います。
撮影後、色がファインダーで見た感じと全然違うといったことも無く、
構図や視野角のズレもありません。
一眼レフは上位機種でないと視野角100%で無いのも多いので、
ミラーレス機のメリットはこんなところにもありますね。

大きさが逆にメリットになる部分

大きいと持ち運びの点では不利ですが撮影する時に、
しっかり構えて安定して撮影できる
というメリットが存在します。
EM10 は一眼では小さめの機種ですが、
それでもグリップがちゃんとあり、
ファインダーを覗き両手で持ち撮影すると、
安定感はコンデジより数段上です。

まとめ

一眼を買った事は後悔していませんが、
コンデジの完成度の高さに改めて気付けました。
EM10を使ってから、 S120でもこんな機能があったんだ!
という発見が多くて面白いです。

またコンデジなら一眼の「レンズ沼」
といわれるレンズを一杯買ってお財布がピンチ!
になる危険性は極めて少ないのでそこも安心ですね(笑)

とコンデジの良さと一眼の良さをそれぞれ書いてきましたが、
カメラは結局持ち出して使わないと意味が無いので、
普段からカバンに入れ易いコンデジは、
それだけで大きなメリットがあります。
また基本オートで撮影して綺麗に撮れるのが良いですね。
一眼を持つことで気付きましたが、
最近のコンデジはスゴイですね。



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