作務衣side

このブログは2017年5月20日更新停止

私は定番のものが欲しい

今日ニュースを見ていてこんな記事があった。


マクドナルド、イオンがハマった落とし穴 「ボリュームゾーン不況」とは何か? いま、この国の経済が大きく変わろうとしている | 経済の死角 | 現代ビジネス [講談社]

これって消費者側に問題があるように受け取れるが、

ぶっちゃけ最近の新商品って今迄のと何が違うの?

という僅かな違いしかない商品を、

短いサイクルで販売している企業側の問題だと思う。

 

企業側の「他社より魅力的な商品を出せば消費者が買うだろう」、

という姿勢が根本的に間違っていると思う。

「魅力的」といっても多くの人は、違いに気付かない。

ヒット商品が出ても似た様な商品が違う企業からも出るので、

同じ様な商品が一杯で違いが判らず、疲れ、選ばなくなる。

 

もちろん新商品を追い求める続ける人が居るのも事実だが、

ボリュームゾーン」の人たちは「定番商品」でいいのだ。

特に日本人は周囲の人と同じ物を選ぶ「安心感」を求める傾向が強いのでは?

 

井村屋「あずきバー」は定番商品として売れ続けているし、

街中でスマホ持ってる人の半分近くは「iPhone」なのは事実だ。

以前私が紹介した「マウントハーゲンのコーヒー」や

「七味家・七味唐辛子」などは長く売られていて、

この先も買い続けられる安心感がある。

 

先日紹介したスターバックスリザーブは短いサイクルで新商品を出してるが、

売り切れたら終わり、と最初から解ってるので季節ものとして飲んでるし、

ぶっちゃけ気に入った珈琲が飲みたい時には個人経営のお店に行く。

逆にコンビニで缶コーヒーの新商品は一切見ない、

万が一気に入っても、どうせすぐなくなるから。 

 

新商品の開発が必要ない、と言ってるのではない。

新商品が出るサイクルが短すぎると言っている。

新商品が気に入っても、直ぐになくなってしまう。

ずっと売られている定番商品には、それだけで安心感がある。

 

新商品の開発費用も商品には含まれる、

ならば一度発売した商品はそれなりの期間売って欲しい。

他社のヒット商品を真似るより、自社の定番を売り続けて欲しい。

短期的には売れなくても、本当に良い商品なら消費者はちゃんと気付く。

と私は思うがどうだろうか?

 

 

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